スウェイバック姿勢 とは?
・気づくと お腹を突き出して立っている
・良い姿勢を意識していると 逆に疲れる
・痩せても 体型に変化が出ずらい
年々 体型の崩れが気になるようになってきた
今までは体重が落ちれば 見た目も良くなって
いたが 最近は体重が落ちても 見た目の変化が
わからなくなってきた
体重が増えて 見た目が変わっているならば
それは 体脂肪が原因の一つ
しかし 見た目の問題が 体脂肪以外の原因で
あれば 体重の変化 ≒ 体形の変化 につながる
わけではありません
ダイエットをしても 体型が変わらない
そのような方は 姿勢の崩れが原因かも
しれません
姿勢の崩れといっても 様々あります
その中でも多く見受けられる 姿勢の崩れが
スウェイバック姿勢 です
スウェイバック姿勢とは どのような姿勢?
スウェイバック姿勢になると どのような体型
につながるのでしょうか
この記事では スウェイバック姿勢について
ご紹介させていただきます
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スウェイバック姿勢 とは
スウェイバック姿勢とは 姿勢に関する文献で
体幹上部の後方への変位 (後方への揺れ) と
後傾にある骨盤の前方への変位(前方への揺れ)
がある と述べられています 1)
上半身が後ろに反り
骨盤を前に突き出している
一言でいえば
お腹を前に出した反り姿勢
正しい姿勢は 横から見ると
・ 耳の穴
・ 肩の中央
・ 大転子(骨盤横の骨)
・ 膝
・ 外くるぶし
が 一直線状に来るのが理想です
スウェイバック姿勢は
お腹を前に突き出すために 大転子部分も
前に出る のが特徴です
台所のシンクに お腹を当てて 体を支えている
そのような姿勢をとっている事はありませんか
どうして このようなお腹を前に突き出した
姿勢になるのでしょうか
ポイントは 骨盤 です
お腹を前に突き出すとき 骨盤は後ろに傾く
土台の骨盤が後ろに傾く事で その上にある
上半身も後ろに傾き 反り姿勢になります
ここで重要なのが 上半身を反らすことが
反り腰なのか ということ
スウェイバック姿勢は 反り腰姿勢とは
違います
反り腰とは 背骨の腰椎が形成する
前カーブが強くなった状態を言います
スウェイバック姿勢では 骨盤の後傾により
腰椎はカーブを強くするどころか カーブが
弱まり ストレートにつながります
スウェイバック姿勢 と 反り腰姿勢
どちらも体への負担が増え 体型を崩す点では
同じです
=合わせて読みたい=
では スウェイバック姿勢になると
どのような所に負担がかかり 体型の崩れに
つながってくるのでしょうか
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スウェイバック姿勢による体型の変化
骨盤がまっすぐ立ち 背筋が伸びた姿勢では
骨格が重心を支え 筋肉への負担を最小限に
抑えてくれます
しかし スウェイバック姿勢に崩れることで
骨格が支えるべき負担を筋肉が支えがちになる
不良姿勢の筋活動を調べた文献では 2)
SWは表層筋の活動を増加させ深層筋の活動を
低下させた SWは静的姿勢保持に非収縮要素
に 依存していると考えられている
SWは動作時でも同様の傾向を示すことから
腰部-骨盤に加わるストレス増加が懸念される
姿勢である と述べられています
SW : スウェイバック姿勢
スウェイバック姿勢では 表面の筋肉が使われ
インナーマッスルが使われにくくなる
パワーを生み出す 筋肉の収縮の特性を使って
姿勢を支えるわけではなく そのまま力ませる
ような使い方になり 腰回りへの負担が増える
つまり スウェイバック姿勢になると
表面の筋肉を力ませるため 太ももの前張り
や ふくらはぎ外張りになりやすい
また インナーマッスルが使われないことで
循環が滞り 代謝が落ち むくみや冷え性にも
つながりやすくなります
見た目だけでなく 表面の筋肉を力ませて
いると 慢性的な肩こり、腰痛にもつながる
ため 良いことはありません
スウェイバック姿勢による体への負担から
筋肉太り や むくみ・水太り につながり
体型の変化となっているケースでは 体重や
体脂肪を落としても見た目に変化が現れにくい
ダイエットをしても 体型が変わらなかった
という方は 一度スウェイバック姿勢になって
いないかを確認し 筋肉の張り具合 むくみ具合
を 見直してみてください
最後に スウェイバック姿勢の整え方は
・ 骨盤をまっすぐ立てること
・ 大転子と外くるぶしを一直線上にする
ことが重要です
土台の骨盤を まっすぐにすることで
上半身のバランス も整ってきます
骨盤の立て方 については
こちらの記事 で詳しくご紹介しております
ので ぜひ合わせてご覧ください
・自分がスウェイバック姿勢なのかわからない
・専門的に 体型を引き締めてもらいたい
・見た目だけでなく 慢性症状も整えたい
という あなたには
で 土台の骨盤からバランスを確認させて
いただきます
参照WEB :
1)https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4286484/
2)https://www.jstage.jst.go.jp/article/cjpt/2014/0/2014_0986/_pdf/-char/ja
文責 : 榎本 裕司
整体師歴20年 カイロプラクター
コンディショニングトレーナー
カイラックス恵比寿院 院長
日本健康スポーツ従事者協会 理事
Wasedaウェルネス研究所 研究員
監修:相澤 景太
カイラックス治療院 代表
整体師 鍼灸師(国家資格)コンディショニングトレーナー
早稲田大学 人間科学部 健康福祉科学科卒
早稲田大学大学院 スポーツ科学研究科 健康マネジメントコース修士課程修了(スポーツ科学)
早稲田大学スポーツ産業研究所 招聘研究員
作成日:2021.06.11