皮下脂肪型肥満 タイプのぽっこりお腹とは
・骨盤の上に 脂肪が乗って たるんでいる
・ぽっこりお腹を触ると ぷよぷよと柔らかい
・ダイエットをしても 下っ腹だけ痩せない
ぽっこりお腹の原因のひとつが 体脂肪
体脂肪は 皮下脂肪と内臓脂肪 に分かれます
この2パターンによって お腹の出方に違いが
あります
今回は 皮下脂肪が原因のぽっこりお腹 に
ついて ご紹介させて頂きます
=合わせて読みたい=
はじめに 2種類に分かれる体脂肪
皮下脂肪 と 内臓脂肪 ですが 大きな違いは
蓄積している場所が違うということ
簡単に説明すると 腹筋の内側か 外側か
ということです
腹筋の外側に蓄積しているのが 皮下脂肪
腹筋の内側に蓄積しているのが 内臓脂肪
です
内臓脂肪は腹筋の内側に蓄積していくため
脂肪によって お腹がたるむわけではなく
おへそを中心とした 太鼓のような出方をする
のが 内臓脂肪型の特徴です
逆に腹筋の外側 皮膚の下につく 皮下脂肪は
蓄積すると重力で下がり 下腹部にたまる
触ると柔らかく ぷよぷよしているのが特徴
ぽっこりお腹を引き締めていくためには
体脂肪を落としていく という事は同じですが
内臓脂肪型 か 皮下脂肪型 により異なる部分
があります
皮下脂肪が原因で 下っ腹がたるんで出てくる
ぽっこりお腹を引き締めるには 何がポイント
となってくるのでしょうか
はじめに もう少し詳しく皮下脂肪の特徴に
ついてご紹介させて頂きます
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
気になる 皮下脂肪の特徴を知ろう
皮下脂肪の特徴のひとつが
腹筋の上 皮膚の下に蓄積していく
ことです
そのため 皮下脂肪は体温の維持の役割を
持っています
皮下脂肪分布を調べた先行研究では 1)
断熱材としての皮下脂肪の分布は
人体の皮膚温分布に関係し特に寒冷環境下では
厚い皮下脂肪をもつ者が 耐寒性に優れること
など 皮下脂肪が体温調節上 果たす役割は非常
に大きいことも知られている
と 述べられています
また 皮下脂肪が外からの衝撃を吸収する
クッションの働きをすることで 内臓などを
保護する役割を持っています
気になるお腹のたるみの原因である 皮下脂肪
ですが 一定数必要なもの でもあります
そのような皮下脂肪ですが つき方にも特徴
があります
皮下脂肪は 体全体につきます
頭のてっぺんから足の先まで 全身皮下脂肪
は蓄積します
しかし その中でも皮下脂肪が蓄積しやすい所
皮下脂肪がつきにくい所があります
皮下脂肪分布の精査を調査した 先行研究では
体幹では 臍を中心とした腹部中央と側腹から
腰部外側で 体肢では大腿上腕など中枢に
近づくほど 皮下脂肪は厚く 体幹での胸部上方
は薄い と述べられています 2)
皮下脂肪の厚さは おへそを中心としたお腹が
最も厚く 体の中心から外側に連れて薄くなる
といことです
体脂肪率が増え お腹がポッコリしてきても
手の甲に脂肪が目立ってついてきた という
ケースは ほとんどないと思います
手先など 体の中心から離れたところは
比較的 皮下脂肪がつきにくいものです
おへそより上は やせ型だけど
ウエスト ヒップ 太ももは肉付きが良い
という方は 皮下脂肪が原因かもしれません
皮下脂肪型肥満は 骨盤の上に脂肪が乗り
たるんで見えることから 洋ナシ型肥満 とも
呼ばれています
おへそ周りを中心に蓄積していく 皮下脂肪
体温調整 や 内臓を守る大事な役割もあります
しかし 一定以上貯めこむと ぽっこりお腹の
原因につながっていきます
では 皮下脂肪を落としていくためには
どうしたら良いのでしょうか
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
皮下脂肪型肥満 のお腹の引き締め方
体脂肪に関与するライフスタイルを調査した
文献では 皮下脂肪増加の関係因子として
・座り仕事が多く 立ち仕事が少ない
・間食する 腹一杯食べる
・米飯摂取量が多く エネルギー摂取量
( 炭水化物・蛋白質・脂質 ) が多い
という ライフスタイルが基盤となり
と述べられています
運動不足 で 食べすぎ カロリーの取りすぎ
このような生活習慣が続くと 皮下脂肪が蓄積
していきます
その為 体を動かす機会を増やす 食事の見直し
が 皮下脂肪を落とすポイントになります
時間を設け 有酸素運動を行うことが出来れば
理想的ですが 難しい場合には
・デスクワークの方は こまめに立ち上がる
・エスカレーターではなく 階段を使う
・少し遠回りして 自宅に戻る
など 無理のない範囲で 体を動かす機会を
意識的に作るようにしていく事が重要です
食事面においては
・毎食 腹8分目に抑える
・ゆっくり 噛んで 食べる
・野菜、汁物を増やす
ことが出来ると 理想的です
日々の生活習慣の乱れが 積み重なると
皮下脂肪の蓄積につながります
皮下脂肪型のぽっこりお腹を引き締める
為には 今以上に皮下脂肪をため込まない
ようにすることが第一歩です
その上で カロリー収支の見直しを本格的に
行い 皮下脂肪を落とすようにしていく
継続が重要なので スモールステップで
少しづつ生活習慣から整えていきましょう
参照WEB:
1)https://www.jstage.jst.go.jp/article/seikisho1966/19/2/19_2_75/_pdf
2)https://www.jstage.jst.go.jp/article/ahs1983/10/1/10_1_61/_pdf/-char/ja
3)https://www.jstage.jst.go.jp/article/mibyou1998/13/1/13_1_148/_pdf
文責 : 榎本 裕司
整体師歴20年 カイロプラクター
コンディショニングトレーナー
カイラックス恵比寿院 院長
日本健康スポーツ従事者協会 理事
Wasedaウェルネス研究所 研究員
監修:相澤 景太
カイラックス治療院 代表
整体師 鍼灸師(国家資格)コンディショニングトレーナー
早稲田大学 人間科学部 健康福祉科学科卒
早稲田大学大学院 スポーツ科学研究科 健康マネジメントコース修士課程修了(スポーツ科学)
早稲田大学スポーツ産業研究所 招聘研究員
作成日:2021.07.27