大泉学園 産後の骨盤矯正
妊娠中の食事質やタイミングは、
その後の体重に影響を与える
というシンガポールで行われた研究の中から
出産後の望ましくない体重増加などを予防するには
妊娠中も栄養のある食事を心がけましょうという
実験結果1)をご紹介させていただきます。
この研究結果では、
妊娠中に推奨される食事内容やタイミングは
(1)栄養バランスの取れた適切な食事を摂ること。
(2)全粒穀物、果物、野菜、低脂肪乳製品をより多く摂ること。
(3)脂肪分が多いもの、塩分が多いもの、甘い食べ物を減らすこと。
(4)夕食の食事時間を早めにするか、夜は軽食を摂ること。
(5)規則正しくに食事を摂ること。
といったことが推奨されていました。
妊娠中は特にそうですが、
健康を心がける上でも
大事なことは食事内容と
タイミングだということです。
妊娠中の規則的な食事や
栄養バランスの取れた食事は、
出産後の体重において
影響を与える可能性がありました。
また、19時以降の高カロリーな食事や
食事の質の低さは、
長期的な肥満リスクとなり出産後体重保持
(出産後18カ月で5kg以上保持)
する可能性が
3倍以上であるということでした。
妊娠中の食事の量と質
食事のタイミング
食事頻度は
体重コントロールに影響を及ぼすと
考えられていますが
実際に出産後の母体の体重維持に影響を
与える影響があるかどうかは
これまで明らかになっていませんでした。
この研究では、
アジアのコーホートを用いて
対象者687名の食事パターンと食事の質
妊娠26週から28週の時
24時間思い出し法を用いて評価した結果
16%の方が5㎏以上の体重を保持しており、
高カロリーな夜食や
栄養バランスの取れていない食事は、
出産後体重の高リスクと独立して
関連しておりやはり妊娠中から
栄養バランスの取れた食事が大切だという事が
考えられます。
妊娠中から産後の体重や体型を気にされる方も多くいらっしゃいます。
そこで、今回は妊娠中の食事質やタイミングが
その後の体重に影響を与える可能性もあるのではという
お話をご紹介させて頂きました。
*出産後体重の定義として
妊娠初期から産後18か月まで5kg以上の体重としています。
公開日2020.2.2
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論文要旨)
Associations of Circadian Eating Pattern and Diet Quality with Substantial Postpartum Weight Retention
https://www.mdpi.com/2072-6643/11/11/2686
相澤 景太
カイラックス治療院 代表
治療家 コンディショニングトレーナー 整体 鍼灸(国家資格)
早稲田大学 人間科学部 健康福祉科学科卒
早稲田大学大学院 スポーツ科学研究科 健康マネジメントコース修士課程修了(スポーツ科学)
早稲田大学スポーツ産業研究所 招聘研究員