産後リカバリーケア
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産後 肌荒れ の原因と対処法

産後 肌荒れ の原因と対処法

・ 産後 肌が荒れる

・ 産後 肌が乾燥する

・ 産後 身体が痒い

 

肌荒れ とは

何らかの原因で皮膚のキメが乱れ

かさつき等の症状が出ている状態です

 

肌荒れ には

乾燥、かゆみ、くすみ、吹き出物

などがあります

 

肌荒れ は

ターンオーバーの乱れ

肌のバリア機能の低下

ホルモンバランスの乱れ

などが要因となります

 

ターンオーバー とは

表皮で起こる細胞の生まれ変わりです

皮膚は

表皮、真皮、皮下組織の3層からなっています

表皮は表面から

角質層、顆粒層、有棘層、基底層

の4つに分かれます

 

基底層では日々新しい細胞が生まれ

少しずつ表面に押し上げられます

最終的に古くなった細胞が垢として

皮膚表面からはがれ落ちます

これをターンオーバーといいます

個人差はありますがターンオーバーは

約28日の周期で繰り返されます

 

ターンオーバーが乱れる原因として

睡眠不足、紫外線、ストレス

飲酒、喫煙、栄養不足

などがあります

 

ターンオーバーを促しているのが

睡眠中に分泌される成長ホルモンです

睡眠不足が続くと

成長ホルモンの分泌量が低下し

ターンオーバーの乱れにつながります

 

肌のバリア機能の低下

皮膚には

外からの異物の侵入や攻撃から体を守り

体内から水分が蒸散するのを防ぐ

バリアの役割があります

この役割を担っているのが

表皮の外側にある角質層です

角層細胞内の天然保湿因子が保持する水分と

角層細胞間を埋める細胞間脂質による

隙間のない構造と角層表面の皮脂膜が

バリアの役割を果たしています

肌のバリア機能は

乾燥した外気や痒みで肌を掻くことで

破壊されます

 

ホルモンバランスの乱れ

女性は女性ホルモン呼ばれる

エストロゲン、プロゲステロン

の分泌量が変動しながら生理を迎えます

 

エストロゲン

月経

思春期 に女性らしいからだをつくる

入りやすいように手助けする

動脈硬化 を防ぐ

骨にカルシウムを蓄える

肌や髪の新陳代謝 を促す

などの機能があります

 

プロゲステロン

子宮の環境を整え

妊娠しやすい状態 にします

妊娠後は 妊娠状態 の安定に関与します

 

プロゲステロンは妊娠しやすくする以外に

皮脂の分泌を促進や

ニキビの原因菌ともいわれる

アクネ菌から肌を守っている

抗菌ペプチドの発現量を減らす

働きがあります

抗菌ペプチドが減ることで

肌をアクネ菌から守ることができず

ニキビができやすくなります

 

産後は

ホルモンバランスの乱れにより

肌荒れが起きがちです

 

女性ホルモンの分泌は

妊娠週数を重ねるごとに徐々に増えます

分娩時にピークを迎え

出産後は急激に減少していきます

肌の新陳代謝 を促す

エストロゲンの分泌量が減ることで

肌荒れにつながります

 

肌荒れを防ぐ為に

こまめに保湿をする

睡眠を取る

バランスよく食事をとる

ことが大切です

 

保湿の為に赤ちゃんに

クリームを塗る際

一緒にクリームを塗って

こまめに保湿を心がけて下さい

 

ゆっくりと休むためには

リラックスして自律神経を整える事が

大切です

日光 を 浴びる ことで

セロトニン という

神経伝達物質 が 分泌 されます

 

セロトニン は 自律神経 を

整える作用 があるほか

夜になるとセロトニンを基に

メラトニン が作られます

 

メラトニン は

夜に分泌され

脳と体を睡眠状態にするホルモンです

昼間に セロトニン をたくさん分泌することで

夜に メラトニン もたくさん作られ

睡眠につながりやすくなります

お散歩程度に 15分~30分

日光 を 浴びて ください

 

自律神経 の整え方は

日光を浴びる以外に

ツボ押し、温冷浴 があります

自律神経 の 整え方 については

産後 疲労 の原因

こちらで詳しく紹介しています

 

肌荒れを防ぐため肌の再生に必要な

栄養素を積極的に摂取することも必要です

 

ビタミンB2

脂質、糖質、タンパク質が分解され

エネルギーにかわる際にサポートする栄養素

皮膚、粘膜、髪、爪などの

細胞を再生する働きもあります

レバー、カマンベールチーズ

うなぎ、アーモンド、たまご

のり、納豆

などに含まれています

 

ビタミンB6

免疫機能の正常な働きの維持

皮膚の抵抗力の増進

赤血球のヘモグロビンの合成

神経伝達物質の合成などの生理作用

脂質の代謝に関与しています

レバー、豚肉、いわし

まぐろ、セロリ、たまご、大豆

などに含まれています

 

ビタミンC

アスコルビン酸ともいわれ

骨や腱などの結合タンパク質である

コラーゲンの生成に必須の化合物です

他に皮膚のメラニン色素の生成を抑え

日焼けを防ぐ作用

風邪などの病気に対する

抵抗力を強める働きがあります

かんきつ類、いちご、キウイ

豚肉、小松菜

ブロッコリー、ゴーヤ

などに含まれています

 

ビタミンA

主要な成分であるレチノールには

目や皮膚の粘膜を健康に保ったり

抵抗力を強めたりする働きがあります

レバー、うなぎ、ニンジン、

ほうれん草、かぼちゃ、パセリ、しそ

などに含まれています

 

ビタミンE

血行促進作用

ホルモンバランスを整える作用

老化を防ぐ抗酸化作用

血管の老化を防ぎ体内で発生する

過酸化脂質の増加をおさえる作用

などがあります

アーモンド、ツナ缶、たらこ、

アボカド、うなぎ、いくら、大根

などに含まれています

 

タンパク質

筋肉、臓器、肌、髪、爪

体内のホルモンや酵素

免疫物質などを作ります

肉類、魚類、大豆類

たまご、乳製品

などに含まれています

 

これだけでなく毎日の食事で

バランスよく栄養を取ることが

大切です

 

【まとめ】

肌荒れ とは

何らかの原因で皮膚のキメが乱れ

かさつき等の症状が出ている状態で

乾燥、かゆみ、くすみ、吹き出物

などがあります

 

肌荒れ は

ターンオーバーの乱れ

肌のバリア機能の低下

ホルモンバランスの乱れ

などが要因となります

 

産後は

ホルモンバランスの乱れにより

肌荒れが起きがちです

 

肌荒れを防ぐ為に

こまめに保湿をする

睡眠を取る

バランスよく食事をとる

ことが大切です

 

産後 肌荒れ がある 場合は

お近くの 専門家 へ ご相談 ください

 

産後 肌荒れ の原因 について ご紹介しました

 

文責 : 田上 尚平

整体師歴10年 カイロプラクター

コンディショニングトレーナー

カイラックス 大泉学園院 院長

日本健康スポーツ従事者協会 理事

Wasedaウェルネス研究所 研究員

 

監修:相澤 景太

カイラックス治療院 代表

整体師 鍼灸師(国家資格)

早稲田大学 人間科学部 健康福祉科学科卒

早稲田大学大学院 スポーツ科学研究科 健康マネジメントコース修士課程修了(スポーツ科学)

早稲田大学スポーツ産業研究所 招聘研究員

作成日:2020.12.16

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