骨盤のゆがみを調べる方法
骨盤を本来あるべき正しい位置に戻すことは
スポーツパフォーマンスだけでなく
姿勢や見た目、ダイエットにも効果的です。
今回は、骨盤のゆがみを調べる方法と
セルフケアについてご紹介させて頂きます。
骨盤は体の中心部分で
骨盤に股関節があり
上半身と下半身の連結部分でもあります。
骨盤の ゆがみ や くびれのないウエスト
くびれの左右差 たるんだヒップなど
ボディーラインの崩れに影響を
与えるだけではありません。
骨盤の上には背骨があり
骨盤の前傾や後傾などの傾きによって
肩こりや腰痛などの身体症状や
骨盤の内側には大きな動脈や腸や膀胱、
女性には子宮や卵巣があるため
冷えやむくみ、便秘、生理痛などの
原因になることも考えられます。
日ごろの立ち姿勢 や 歩き姿勢
座り姿勢 など日常動作の癖や
偏りが骨盤の ゆがみの 原因であれば
骨盤についている筋肉にアプローチして
周辺の筋肉を緩めていくことも効果的です。
そこで、簡単に骨盤の ゆがみ を
見分ける方法の一つとして
目をつぶった状態で足踏みをしてみる方法があります。
目をつぶった状態でその場から動かないように
足踏みを50回やってみてどのくらい
元の場所から移動したかでバランスや
身体の ゆがみ や捻じれをチェックする方法です。
チェック方法
①左右前後で両手を広げた間隔で物などない
スペースの真ん中を中心とします。
②その中心に立ち、目を閉じます。
③目を閉じたまま、その中心で50歩、足踏みする。
④50歩の足踏みが終わった時点で目を開き
最初に立っていた印からどれだけ移動してしまったかでチェックします。
評価
体の向きが変わらず、前後左右で10cm以内の移動
→バランス力や柔軟性が非常に良い状態です
体の向きが変わっているが、前後左右で10cm以内の移動
→体が向いた方向の筋肉を重点的にストレッチしてみましょう
体の向きが変わらず、前後左右で10cm~30cmの移動
→バランス力や柔軟性が一般的な状態
体の向きが変わっているが、前後左右で10cm~30cm未満の移動
→体が向いた方向の筋肉を重点的にストレッチしてみましょう。
体の向きを問わず、前後左右で30cm~50cm未満の移動
→体全体のストレッチを毎日頑張りましょう
体の向きが変わり、前後左右で50cm以上の移動
→体が向いた方向の筋肉のストレッチを重点的に毎日ストレッチをしてみましょう
調整のセルフケアはいくつかありますが
骨盤のねじれに関与する筋肉は
身体を側面から支える筋肉である
外腹斜筋や内腹斜筋と言われる
筋肉をストレッチして柔軟性を高めることも効果的です。
このチェックから移動した方向の筋肉が
硬くなっていることも考えられますので
その移動した側の筋肉を緩めることで
骨盤の状態を整えていきます。
例えば、
・前に進んだ場合は:
身体を後ろに反らせながらお腹前面をストレッチ
さらに前ももをストレッチ
・後ろに進んだ場合は、身体を前屈しながら
背中のストレッチ
さらに裏ももをストレッチ
・横に進んだ場合は、進んだ方の
脇腹を重点的にストレッチ
を試していただけたらと思います。
ストレッチして身体をほぐした後に
再度チェックしいただけたらと思います。
いつもどちらかの左足に体重をかけて立っていたり
座っている時に右脚を上にして組んでいたり
いつも右肩や右手ばかりで荷物を持ったり
PCの場所が左向きだったりなど
生活習慣の中で気が付かないうちに
身体や骨盤にねじれが生じているものです。
骨盤を本来あるべき正しい位置に戻すことは
スポーツパフォーマンスだけでなく
姿勢や見た目、ダイエットにも効果的です。
日常生活において、姿勢が歪んでしまうのは
仕方がない事ですが歪んだ状態で
身体がかたまらないようにしていくことが大切です。
そのためには柔軟やストレッチでゆるめることがお勧めです。
今回は、骨盤の ゆがみ チェックとその対策として
セルフケアをご紹介させて頂きました。
公開日:2020.2.8
相澤 景太
カイラックス治療院 代表
治療家 整体師 鍼灸師(国家資格)コンディショニングトレーナー
早稲田大学 人間科学部 健康福祉科学科卒
早稲田大学大学院 スポーツ科学研究科 健康マネジメントコース修士課程修了(スポーツ科学)
早稲田大学スポーツ産業研究所 招聘研究員