断食 効果
インターミッテント ファスティング
(Intermittent fasting:以下、IF)は、
世界的に行われているダイエット方法で
IFを日本語に訳しますと
「断続的な断食」といいます。
インターミッテント ファスティングの方法
・16−8 メソッド
1日の食事時間を8時間、
空腹時間を16時間にして繰り返す方法
・5:2 メソッド
1週間のうち5日間は普通に食事をし
2日間は1日500〜600kcalに抑える方法
・EAT-STOP-EAT メソッド
24時間の断食を週に1、2回行う方法
・ WARRIOR メソッド
1日1食、夜に大量に食べる方法
など、空腹時間をつくる方法はいろいろとあります。
良く行われている断食方法は、
16−8 メソッドといった方法で
1日の食事時間を
8時間から12時間の間で設定して
他の16時間から12時間を
空腹時間にして繰り返す方法です。
男性の場合は、最初から16時間の
空腹時間をつくっていきますが
女性の場合は、まずは12時間くらいから始めて
体重や体脂肪、身体の調子などみながら
ちょどよい空腹時間を
設定していく方が多いようです。
断食の効果
脂肪の減少による体重減少や
・老化を遅らせるアンチエイジング効果
・細胞内が掃除されるオートファジー減少
・満腹中枢の正常化による食べ過ぎ予防
・レプチン感受性の向上 食欲の抑制
・インスリン感受性の改善による脂肪燃焼
などが先行研究から報告されています。
女性で、わかりやすい効果としては
お肌のコンディショニングが
上がることは良く言われます。
IFはとてもシンプルな方法
世の中には、ダイエット方法がいろいろありますが
基本は、食事内容です。
IFは、食事内容に加えて
食事のタイミングを調整して
これまでの食生活
生活習慣を見直して
新しい生活習慣をつくりあげていきます。
1ヵ月や3ヵ月と短期間で半日断食、
プチ断食を始めたつもりが
そのまま続けている方も多くいらっしゃいます。
カロリー計算したり
糖質を制限したりといった
わずらわしさがないことや
わりと始めたら心身ともに楽にできることもあり
筋トレや糖質制限といったダイエット方法よりも
継続しやすいのではないかと考えています。
IFの方法は、
空腹時間をつくることと、
その間はできるだけ
水分を補給することと
とてもシンプルな方法です。
始めの3日~1週間は空腹をつらいと
感じることもあると思いますが
次第に身体は順応して慣れていきます。
ですが、まだまだ研究途上の分野でもありますでの
少しでも不調を感じるようであれば
ファスティングを中止して
専門家に相談することをおすすめします。
断続的な断食(半日断食)関連記事
参照WEB)
Fasting: Molecular Mechanisms and Clinical Applications. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3946160/
The effect on health of alternate day calorie restriction: Eating less and more than needed on alternate days prolongs life
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0306987706000892
Effects of 8-hour time restricted feeding on body weight and metabolic disease risk factors in obese adults: A pilot study
Time-restricted feeding and risk of metabolic disease: a review of human and animal studies.