ボディーメイクダイエットとセルフトーク
健康的なダイエットを
習慣化してもらうため
常に体重・体脂肪量・筋肉量・
骨盤や大転子周りのサイズなど数値的な面と
体調など感覚的な面での認識を合わせていきます。
感覚的にちょっと食べ過ぎたかもと思っても
食欲が最適化されていて体質改善されていれば
体脂肪量やサイズは減っているケースがほとんどです。
減っていても増えていても
毎回現状分析と対策をアドバイスするのですが
ダイエット行動が計画通りに うまく進んでいても
食べ過ぎちゃったことに意識が集中するケースも
少なからずあります。
そんな時は、スポーツ心理学をベースとした
テクニックを覚えてもらいます。
ダイエットの基本は、
食べたカロリーと動いたカロリーの収支で
基本は、栄養バランスの取れた食事で
食べたカロリーを調整していくことが大事。
新しい食習慣に変えるため
これまでの食習慣VSこれからの食習慣
といった図式になってしまいます。
これまでの食の習慣を変える
その過程において、ちょっとずつ
できることから始めていきます。
その間に、うまくできたことよりも
ちょっとできなかったことに
意識がいってしまいネガティブなってしまうのは
脳の習性というか思考の癖みたいなもんで
例えば
ほめられたポジティブ評価が9割だとしても
1割のネガティブな意見を特に気にしてしまう。
ニュースの話題なども
ポジティブなことよりも
ネガティブなことに反応しやすいことは
世界共通だということです1)。
そのような時は、
スポーツ心理学の領域で応用される
セルフトークを使います。
トークの内容も
お互いで考えていきます。
自己教示法とも言いますが
自分の言葉で
自分に言い聞かせてもらい
その言葉が刺激となって
自分の行動や情動を変容させる方法なのですが
セルフトークも
面白がってやっていただくうちに
これまでの自分の思考の癖に気がついたり
行動パーターンに気がついたり
してくださるみたいです。
セルフトークなどはスポーツの領域で
競技力向上を図ろうと行われてきた研究で
自律訓練法やバイオフィードバック
今では、スポーツの世界だけでなく
いろんな分野でメンタルトレーニングが
取り入れられています。
ダイエットの分野でも
これまでの食習慣VSこれからの食習慣
新しい行動を始め習慣化していくために
スポーツ科学の知見が
カイラックスのお客様の健康ライフやダイエットに
少しでもお役に立てるように
これからも ご紹介できたらと考えています。
参照WEB
Cross-national evidence of a negativity bias in psychophysiological reactions to news
https://www.pnas.org/content/116/38/18888
セルフトークが運動パフォーマンスに及ぼす影響
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspopsy/40/2/40_2013-1219/_article/-char/ja/
Self-Talk and Sports Performance: A Meta-Analysis.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26167788
相澤 景太
カイラックス治療院 代表
整体師 鍼灸師(国家資格)コンディショニングトレーナー
早稲田大学 人間科学部 健康福祉科学科卒
早稲田大学大学院 スポーツ科学研究科 健康マネジメントコース修士課程修了(スポーツ科学)
早稲田大学スポーツ産業研究所 招聘研究員