大転子 コリコリ する2つの原因
・骨盤の横を押すと しこりのようなものがある
・股関節を動かすと 音が鳴ることがある
・お尻の筋肉が 凝って 冷えてだるくなる
骨盤横の出っ張った骨は 大腿骨の外側部分
大転子(だいてんし)と呼ばれる部分です
この周辺が コリコリする原因は何か
様々原因はありますが 主に2つの原因が
考えられます
1、お尻の筋肉のコリ
大転子周辺を押すとコリコリしたしこりの
ようなものを感じる
大転子には多くのお尻の筋肉が付着しています
その筋肉が機能低下を起こしコリ硬まったもの
2、股関節まわりの組織の摩擦
股関節を回したりすると コリコリ音が鳴る
股関節には筋肉だけでなく 様々な組織が
ついています
股関節のアライメントが崩れることで
その組織同士が擦れて 音が鳴る
どうして このようなコリコリが起こる
のでしょうか
大転子コリコリで考えられる 2つの原因
について 一つずつご紹介させて頂きます
はじめに お尻の筋肉のコリから
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大転子 コリコリ お尻の筋肉のしこり
コリコリの原因 筋肉のしこり
このしこりはどうして出来るのでしょうか
肩こりに関する先行研究になりますが
凝りの発生原因として
1、筋の過度の使用
2、血行障害による疲労物質の蓄積
3、不自然な体位など同じ姿勢を無理に長時間
保った結果 の血行不良
4、心理的な緊張
5、筋の結合織炎
が原因である 1) と述べられています
主な原因は 血行不良による疲労物質の蓄積
が考えられます
・お尻を触ると冷たい
・デスクワークで 座面とお尻が長時間接地
・股関節が硬い 運動不足
などが 生活習慣の中で続くとお尻の血行不良
につながります
お尻のコリを緩めるためには 血巡りを高める
血巡りを高めるためには まず冷やさないこと
寒い環境に薄着で長時間いないようにする
冷えている時は 入浴などで温める
次に 姿勢 です
椅子に座る際 座面とお尻が接地しやすい姿勢
それは 骨盤の後傾姿勢
骨盤がまっすぐ立っていると 骨盤の底の骨
坐骨(ざこつ)が座面と接地する
骨盤が後ろに傾いていることに気づいたら
まっすぐ立てて 座りなおすようにする
座面との圧迫で 血流が滞らないように
お気を付けください
そして お尻の筋肉は 股関節を動かす時に
使われます
歩く しゃがむ 立ち上がる など
様々な日常動作でお尻の筋肉が使われています
姿勢の崩れによって 股関節を正しくに使えて
いないとお尻の筋肉に刺激が入らず 機能低下
が起きてきます
機能低下を起こしている部分は筋ポンプが働き
づらく 血巡りが滞りやすくなります
ここでの姿勢の崩れのひとつも 骨盤の後傾
日頃から 骨盤をまっすぐ立てる ことが
お尻のコリ予防につながります
姿勢を整えたら お尻の筋肉をエクササイズ
上記リンク先から 各種エクササイズをご紹介
しております
よろしければ 合わせてご覧ください
お尻を押すとコリコリする
お尻の筋肉のコリは血行不良からくる疲労物質
が蓄積したもの
冷やさないように気をつけつつ 姿勢を見直し
お尻の筋肉のエクササイズで動かしながら
血流を高めていきましょう
次に 股関節を回すとコリコリ音が鳴る
その原因とは
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大転子 コリコリ 股関節が鳴る
股関節を回すと 音が鳴る
立ち上がろうとすると 股関節が鳴る
このようなコリコリ音はどうして起こるのか
股関節には お尻の筋肉をはじめ 様々な筋肉
をはじめ 靭帯 滑液包 など色々な組織が付着
しています
大転子の上には 腸脛靭帯 という
腰から膝下まで 太ももの外側に長く伸びた
靭帯があります
この靭帯は 大転子の上を通っています
股関節を動かした際 骨と靭帯が強く擦れる
ことで 音が鳴るケースがあります
また 骨と靭帯の摩擦を軽減させるために
滑液包という 滑りを良くする液が入った袋
があります
股関節のアライメントが崩れることで
この滑液包も 強く擦れることもあります
これらの摩擦によって 強く弾くように
動き 音が鳴る症状を 弾発股 と呼びます
股関節を回したときに音が鳴るのは
この弾発股が原因のひとつと考えられます
弾発股について詳しくは こちらの記事 で
詳しくご紹介しております
また腸脛靭帯、滑液包が摩擦によって痛みが
出ることもあります
こちらでご紹介しております
これら 股関節の組織間における摩擦によって
音が鳴るのは 姿勢の崩れからくる 股関節の
アライメント不良 動作エラー が原因です
日頃の姿勢・動作 立ち方、歩き方などを
見直し 正しく股関節を動かすことが予防に
つながります
股関節を動かすと音が鳴る という方は
一度 姿勢の見直しをすることをおすすめ
いたします
【まとめ】
骨盤横の骨 大転子の周りがコリコリする
今回2つの原因をご紹介させて頂きました
その2つの原因とは
1、お尻の筋肉のコリ
2、股関節まわりの組織の摩擦
大転子には様々なお尻の筋肉が付着しています
お尻の筋肉の血流が滞り 疲労物質が蓄積
したものが 筋肉のコリです
冷え 姿勢の崩れ 運動不足などによって
お尻の筋肉が機能低下を起こし 血行不良に
体を温め 姿勢を見直し お尻のエクササイズ
を行い 機能性を高めることで コリを緩め
予防につながります
また 股関節にはお尻の筋肉の他に 靭帯など
様々な組織も付着しています
それらの組織同士が 股関節を動かした際に
擦れて 音が鳴ることがあります
組織の摩擦を抑えるためにも 姿勢を整え
股関節の動作エラーを改善する
大転子まわりのコリコリを整えるには
姿勢を見直し 正しい動作で股関節を動かす
事が重要です
参照WEB:
1)https://www.jstage.jst.go.jp/article/cjpt/2011/0/2011_Ab0681/_pdf/-char/ja
文責 : 榎本 裕司
整体師歴20年 カイロプラクター
コンディショニングトレーナー
カイラックス恵比寿院 院長
日本健康スポーツ従事者協会 理事
Wasedaウェルネス研究所 研究員
監修:相澤 景太
カイラックス治療院 代表
整体師 鍼灸師(国家資格)コンディショニングトレーナー
早稲田大学 人間科学部 健康福祉科学科卒
早稲田大学大学院 スポーツ科学研究科 健康マネジメントコース修士課程修了(スポーツ科学)
早稲田大学スポーツ産業研究所 招聘研究員
作成日:2020.12.09