いつもカイラックスをご利用いただき
誠にありがとうございます。
7月は 久し振りに来院し、姿勢が崩れ
整え方がわからないというお客様が
多くいらっしゃいました。
姿勢の崩れの一つとして
スウェイバック姿勢が挙げられます。
スウェイバック姿勢では体幹の筋肉が使えず
中でも腸腰筋の活動が低下するといわれており
先行研究では
立位において直立姿勢とスウェイバック，
過前弯の筋電図学的検討から，
直立姿勢保持には座位と同様に
股関節屈筋群の中でも股関節の腸腰筋，
また大殿筋の活動が
重要であることが明らかとなった．
股関節肢位の影響から，
受動姿勢であるスウェイバックにおいて，
股関節筋の活動は低下した．1）
とあります。
スウェイバック姿勢とは
骨盤が後ろに傾きお腹や顎を
突き出したような状態をいいます。
体幹の筋肉が使えず
この様な姿勢をとり続ける事で
姿勢の崩れだけでなく
首、肩こりや腰痛などに
つながる可能性があります。
スウェイバック姿勢を予防するには
姿勢を安定させる作用を持つ
筋肉を使えるようにして
負荷がかかって硬くなっている筋肉は
ストレッチで柔軟性をつけることが必要です。
スウェイバック姿勢で
活動低下する筋肉として
腸腰筋、殿筋群、腹斜筋、大腿直筋
負荷がかかる筋肉として
ハムストリングス
などがあります。
腸腰筋（ちょうようきん）は股関節の深部に位置し
大腰筋（ だいようきん ）
小腰筋（ しょうようきん ）
腸骨筋（ ちょうこつきん ）
という3つの筋肉の総称です。
太ももを持ち上げる、腰を前に曲げる
などの動作で使われ
体幹、姿勢、歩行を
安定させる作用を持つ筋肉です。
殿筋群は
大殿筋 （ だいでんきん ）
中殿筋 （ ちゅうでんきん ）
小殿筋 （ しょうでんきん ）
という3つの筋肉の総称です。
殿筋群 は
足を後ろに引く、太ももを開く動きに作用し
日常生活では 姿勢、歩行を安定させる ために
使われる筋肉です。
脇腹についている筋肉は
腹斜筋（ふくしゃきん）といい
内腹斜筋、外腹斜筋があり
日常生活では身体を捻る 動きに作用し
体幹を安定させる コルセット の役割を持ちます。
前ももの筋肉は
大腿四頭筋（ だいたいしとうきん ）
といいます。
大腿四頭筋は
大腿直筋（ だいたいちょっきん ）
内側広筋（ ないそくこうきん ）
中間広筋（ ちゅうかんこうきん ）
外側広筋（ がいそくこうきん ）
という4つの筋肉からなっており
膝を伸ばす、太ももを持ち上げる
動作に作用する筋肉です。
裏ももに位置する筋肉は
ハムストリングスです。
ハムストリングスは
大腿二頭筋（ だいたいにとうきん ）
半腱様筋（ はんけんようきん ）
半膜様筋（ はんまくようきん ）
という3つの筋肉の総称です。
膝を曲げる
太ももを後ろに引く
動作に使われる筋肉です。
腸腰筋の運動
1、骨盤を立てて椅子に座る
2、両手を膝の上に置く
3、力比べをするように
足を上げる動作と
両手で膝を下げる動作を
同時に行う
4、左右10回繰り返す
腹斜筋の運動
1、仰向けで両手を頭の後ろに置く
2、反動を付けず 上半身を捻りながら
対角の膝と肘が触れるように 体を起こす
3、左右10回×3セット繰り返す
大腿四頭筋運動
1、椅子に座り 少し前のめりになる
2、片足を上げる
3、5秒キープする
4、上げた足を キープしながら
つま先を 上げ下げする
5、反対も同じように行う
ハムストリングスストレッチ
1、足先にタオルなどを引っかけ仰向けになる
2、30秒キープする
体幹の運動やストレッチをこまめに行う事で
姿勢が整えやすくなった、身体が痛みづらくなった
というお客様の声を頂きます。
ぜひ試してみて下さい。
お体の不調が続いているときは
一度 ご相談いただければと思います。
お気軽に LINEしてください。
参照WEB：https://ci.nii.ac.jp/naid/500001417361
文責 ： 田上 尚平
整体師歴10年 カイロプラクター
コンディショニングトレーナー
カイラックス 大泉学園院 院長
日本健康スポーツ従事者協会 理事
Wasedaウェルネス研究所 研究員
監修：相澤 景太
カイラックス治療院 代表
整体師 鍼灸師（国家資格）
早稲田大学 人間科学部 健康福祉科学科卒
早稲田大学大学院 スポーツ科学研究科 健康マネジメントコース修士課程修了（スポーツ科学）
早稲田大学スポーツ産業研究所 招聘研究員
最終更新日:2023.8.4