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反張膝 生まれつき なるものなのか?

反張膝 生まれつき なるもの?

・生まれつき膝が 歪んでいる気がする

・前ももがたくましく 常に力んでいる

・バレエをしていて 膝が入らない

 

まっすぐ立つと 逆くの字に膝が反りやすい

このような状態を 反張膝 といいます

 

反張膝は 関節が緩いことが原因のひとつ

昔から 膝が弓反りになっていた気がする

 

逆に バレエをしていて 膝を入れて と

言われるが 膝が硬くて 逆に伸びづらい

 

この膝の関節の柔軟性は 生まれつきなの

でしょうか

 

関節は一定の可動域があり 関節が動きすぎる

ことで 問題になることもあります

 

この関節の緩さは 全身関節弛緩 といいます

関節弛緩性が高いかどうかは

全身関節弛緩性テスト で確認していきます

 

膝の関節が柔らかすぎて 反張膝に

逆に 関節が硬くて 膝が入らない

 

今回は 膝関節における先天的な問題について

ご紹介させて頂きます

 

はじめに 全身関節弛緩 について

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反張膝 生まれつき なのか 全身関節弛緩とは

 

全身関節弛緩 とは

関節包や靭帯などの結合組織の脆弱性によって

関節の支持機能が低下し 全身の主要な関節に

過可動性がみられる身体的な特徴である 1)

 

関節の周りの靭帯等が弱くなる事で関節を支え

れず 関節が正常より大きく動いてしまう

という事です

 

この関節弛緩性の高さが 膝で起こると

反張膝 につながります

 

これが 生まれつき 起こるのか

もともと幼児期は関節が柔らかいものですが

 

先行研究では

全身関節弛緩は 幼児期から学童期にしばしば

観察され 成長とともに発生率が減少すること

が指摘されている

と 述べられています

 

成長に伴い 筋肉や靭帯などが強くなっていく

ことで 関節弛緩性が整っていく

 

子供のころは柔らかったのに 大人になって

体が硬くなってきた というのはこの一因が

考えられます

 

また 先天性反張膝(先天性膝関節脱臼)に

関しては 先行研究で

 

先天性反張膝は稀有で 本邦における報告は

数例にすぎない 2)

 

先天性膝関節脱臼は 先天性股関節脱臼と

比べても その発生頻度が約1~2%という

比較的 稀な疾患である 3)

 

と 述べられています

生まれつき反張膝であるケースはありますが

稀なケースだという事です

 

関節が緩くて 膝が弓反りになる

以前は柔らかったのにだんだん硬くなってきた

 

これらの全身関節弛緩に関する事は

生まれつきというより 日頃の姿勢や動作

による 後天的な問題だと考えられます

 

では どのような姿勢や動作が 反張膝に

つながってくるのでしょうか

 

次に 反張膝予防に重要なポイントを

ご紹介させて頂きます

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反張膝予防に重要なこと

 

反張膝の原因のひとつが 関節の緩さ

生まれつきというより 後天的にクセとなる

ケースがほとんどです

 

膝の関節が緩ってしまう要因は

膝関節への過度な負担 です

 

・無理なストレッチをして緩くなる

・スポーツなどの外傷によるもの

・高いヒールを履く機会が多い

などが 考えられます

 

気持ちがいい もっと柔らかくしたい

と 裏ももの筋肉を強く伸ばしていませんか

 

筋力や筋パワーに関しては ストレッチングに

より低下する 4)

と言われています

 

前ももの筋肉が強く 裏ももの筋肉が弱くなる

と反張膝につながってきます

 

裏ももの筋肉を 過度にストレッチすることは

関節の弛緩性が高まりすぎる可能性があります

 

日頃の姿勢面では

高いヒールを履く事が多いと 重心が前がかり

になりがちです

 

その際 骨盤が傾き 骨盤をまっすぐ立った状態

を保てないと 前ももの筋肉が重心を支えるため

常に力みやすくなります

 

前ももの筋肉は 膝を伸ばす筋肉

関節弛緩性が高い状態で 前ももの筋肉が強い

と 膝を強く後ろに引いてしまい 反張膝に

 

骨盤をまっすぐ立て 筋肉に負担のかからない

重心ラインをつくることが大切です

 

反張膝予防の姿勢は

反張膝 原因 を知って膝ラインを整えよう

こちらで詳しくご紹介しております

 

反張膝を予防していく為には

・ストレッチで 伸ばし過ぎないようにする

・前ももを力ませない姿勢づくり

がポイントとなります

 

出来る所から少しづつ 反張膝対策を行って

みてください

 

【まとめ】

反張膝は 生まれつき なるものなのか

先行研究では 先天的な反張膝は稀だと

述べられています

 

生まれつきというよりかは

日頃の生活習慣の姿勢や動作のクセに

よって 後天的になるものが多い

 

個人差によっては 全身関節弛緩性が高く

もともと 反張膝になりやすい という方は

いらっしゃいますが 姿勢軸の崩れにより

前ももの筋肉が強く 裏ももの筋力が弱く

なっているケースがあります

 

これは ストレッチのし過ぎや 高いヒールを

履く機会が多いなど 生活習慣による過度な

膝関節への負担が考えられます

 

膝関節をまっすぐ保てるように

適度なセルフケア 靴選びなど 出来る所から

膝の負担を減らす習慣を意識していきましょう

 

反張膝になりやすい方は 前ももの筋肉の力み

によって 太ももが太くなりやすくなることが

あります

 

膝ラインの見え方だけでなく 太ももを細く

引き締めていきたいという方は

太ももを細くする方法のまとめ も合わせて

ご覧ください

 

参照WEB:

1)https://www.jstage.jst.go.jp/article/cjpt/2011/0/2011_Ab0681/_pdf/-char/ja

2)https://www.jstage.jst.go.jp/article/iryo1946/8/10/8_10_622/_pdf

3)https://www.jstage.jst.go.jp/article/nishiseisai1951/48/1/48_1_264/_pdf

4)https://www.jstage.jst.go.jp/article/rigaku/41/8/41_KJ00009647372/_pdf

 

文責 : 榎本 裕司

整体師歴20年 カイロプラクター

コンディショニングトレーナー

カイラックス恵比寿院 院長

日本健康スポーツ従事者協会 理事

Wasedaウェルネス研究所 研究員

 

監修:相澤 景太

カイラックス治療院 代表

整体師 鍼灸師(国家資格)コンディショニングトレーナー

早稲田大学 人間科学部 健康福祉科学科卒

早稲田大学大学院 スポーツ科学研究科 健康マネジメントコース修士課程修了(スポーツ科学)

早稲田大学スポーツ産業研究所 招聘研究員

 

作成日:2020.12.18

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